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2026年09月11日

コロラド㈱(当社グループ会社)のコーヒー残渣リサイクル

コロラド(栃木県小山市)では、コーヒーの焙煎工程から生じる副産物を有効活用し、「環境への配慮」を重視した生産体制の構築を進めています。
2026年3月19日に『コロラド㈱(弊社グループ会社)における焙煎チャフの有効活用』についてご案内しましたが、実際に活用している現場を訪問しましたので、改めて、コロラドにおけるサステナビリティ活動の概要をご紹介します。


コロラド㈱(栃木県小山市)

1. コーヒー残渣を「廃棄物」から「資源」へ

年間を通じて多くのコーヒー豆を焙煎する過程では、豆本体から分離した薄皮(チャフ)や、形状・色調などの理由で商品として使用しない豆が一定量発生します。こうしたコーヒー残渣を、同社では従来のように産業廃棄物として処理するのではなく、「土づくりに役立つ資源」と位置づけ、再利用に取り組んでいます。
残渣を資源として活かすことで、廃棄量の抑制と資源循環の両立を図っています。


コーヒー焙煎工程(左図)によって発生した残渣(中央図)を保管している様子(右図)

2. レンコン用土壌改良材としての活用

再資源化の具体例として、茨城県のレンコン農家との連携があります。
焙煎工程から出るコーヒー残渣を、レンコン栽培用の土壌改良材としてハス田に投入しています。コーヒー残渣は水中で沈みやすく、ハス田の底にたまって、深くやわらかな泥を形成します。この泥には、植物の生育に重要な窒素・リン・カリウムなどの成分が含まれており、さらに残渣自体が栄養分を土中に保持しやすい性質を持つため、レンコンの生育に合わせて継続的に栄養を供給することができます。
このような特性により、コーヒー残渣はレンコン栽培における土づくりと生育促進の両面で活用されています。

3. 線虫対策とレンコン品質への貢献

レンコンづくりでは、根に傷をつける線虫の被害が課題となることがあります。
提携先の農家では、コーヒー残渣を用いた有機的な栽培方法を取り入れ、線虫による被害が大きくなる前にレンコンを十分に成長させる栽培管理を行っています。よく育ったレンコンは組織がしっかりし、表面の硬度も高くなるため、線虫による傷がつきにくく、仮に傷が生じても、その後の成長過程で模様が広がりにくい傾向があります。
結果として、残渣の活用は病害虫対策の一助となり、レンコンの品質向上にもつながっています。


コーヒー残渣を投入しているハス田(左図)と収穫されたレンコン(右図)

4. コーヒー残渣リサイクルによる環境負荷低減

本取り組みを始める以前、コーヒー残渣は産業廃棄物として全量を焼却処分していました。土壌改良材として再利用を進めたことで焼却量が減少し、年間約1.5トンのCO2排出を削減しています。
今後も残渣の活用先を広げることで、温室効果ガス排出の一層の削減と資源循環型の生産体制の構築を進めてまいります。

最後に

当社は、コーヒーを通じた豊かな暮らしをお届けすると同時に、環境保全と地域農業との共生を重視しています。
ステークホルダーの皆さまとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを今後も積み重ねてまいります。



丸紅食料 株式会社
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