日本の食卓に、なくてはならない「お茶」。多様なニーズに応え、安全・安心かつおいしくお届けしています。

「茶の心」を守りながら、安全・安心なお茶を供給

世界のお茶には、その国の文化や風習・伝統等が息づいています。
当社では、これら「茶の心」を守りながら新しいお茶の開発を進めています。静岡・牧之原台地に事業会社・株式会社静茶園を保有。原料調達・商品開発・加工製造・品質管理を一貫して行い、独自の提案ができることが強みです。
国内外の協力工場と提携、トレーサビリティー管理を可能にし、安全・安心なお茶の供給体制を構築しています。


静岡の茶園

多様なニーズに対応

癒し・健康目的から、近年、ハーブティーの認知度と需要が高まってきています。本格感、癒し、健康と新たな価値が求められており、当社も、ユーザーの多様なニーズへの対応を進めています。
専門性向上を狙い、日本茶インストラクター等の資格保有者を増員し、海外産地視察を強化。おいしさを追求した味作りの研究や、安全・安心なもの作りのための食品安全規格の認証取得にも取り組んでいます。 

工業原料用
飲料、乳業、香料等の各メーカー様向けに、各種お茶の飲料用原料及び菓子原料等を製造・販売しています。
業務用・外食用
カップ式自動販売機オペレーター様、給茶機メーカー様、業務問屋様及び外食産業向けに、各種仕上茶(業務用大型パック)、ティーバッグ、インスタント茶、ペットボトル飲料を製造・販売しています。
家庭用
茶専門店様、量販店様に各種お茶(コンシューマーパック)、ティーバッグ、インスタント茶、ペットボトル飲料を製造・販売しています。

主な取り扱い品目

  • 国産茶(緑茶、ほうじ茶、抹茶、麦茶、玄米茶)
  • 海外茶(紅茶、ジャスミン茶、ウーロン茶、ハーブ)
  • インスタントティー、ティーエキス
  • ペット飲料、粉末茶製品

なるほどトピックス「日本茶のはなし」

お茶の起源は?

人類とお茶との出会いは、はるか5,000年も昔。原産地は、中国西南部、雲南省の山岳部と推定されています。
喫茶文化は、紀元前59年に四川省で始まったと言われています。中国の伝説の皇帝「神農」が体内の毒消しのため、生の葉をかんだことでがルーツのようです。

お茶は日本でどのように広まったの?

平安時代初期
日本最古の記録。中国留学経験者である僧・永忠が天皇に献上。
鎌倉時代
僧・栄西が茶を広く普及させ、長崎に日本初の茶園「富春園」を開きました。抹茶文化が成立し、千利休によって「茶の湯」の大成しました。
江戸時代
宇治の永谷宗円により蒸し煎茶製法が確立され、急須を用いる茶が普及。抹茶以外の高級茶の開発が進み、碾茶栽培の技術と蒸し製煎茶の製法を基に幕末には玉露が生産されるようになりました。
明治時代
茶生産拡大が進み、当時の重要輸出品の生糸に次ぐ輸出品となりました。明治末期には岡倉天心により「茶の本」が執筆されました。「茶の本」は外国人にとって日本の茶をイメージを形成させる役割を果たしました。
*1980年代になると、缶入りの茶飲料が初めて登場し、その後ペットボトル、インスタント等新たな文化の形成され、今日に至ります。

緑茶の主要産地は?生産量は?

お茶の生産量は2006年の約10万トンがピークで、2022年は約69,600トンでした。日本国内の主要産地は静岡県と鹿児島県で、この2つの県で日本の生産量の79%を占めています。


(出典:「公益社団法人日本茶業中央会」)