• 食品農産本部 食品原料部 食品原料課木越 嶺治さん
    転勤先で培った現場感覚を、
    日々の仕事に生かす。

好きなことを仕事にしたくて、食品業界へ。

ラーメンをはじめ、食べるのが好きなので、好きなことを仕事にしたいとの思いから、食品業界を選びました。食品業界といってもメーカー、スーパーマーケットなどいろいろあります。丸紅食料は中間流通に位置するため、いろいろなメーカーなどと関わることができますし、商品を探し出して、自分なりの提案ができるのも魅力に感じました。

入社後は管理部門での研修後、2010年8月から2012年12月まで、農産部に配属され福岡に転勤。福岡支店は食品農産課のみで、その名のとおり、食品も農産物も扱っていました。

福岡では地場のスーパーマーケットなどの量販店をはじめ、味噌メーカーや豆腐メーカーに、原料である大豆の販売を担当していました。東京では量販店が主なお客様ですが、福岡では量販店だけでなく、地場のメーカーも担当し、そこで得た知識と経験がいま生きています。やはり、量販店と地場のメーカーでは求められるものも違い、大企業だけでなく、食品づくりの現場を見られたのは大きな財産になっています。

お客様の課題を解決できる、それが私たちの仕事。

福岡ではアイスクリームメーカーの購買の方と親しくさせていただきました。あるとき、アイスクリームに入れるマンゴーを探しているという依頼を受けました。というのも、入手するはずだったマンゴーが手に入らなくなり、他社に相談しても価格や数量などが折り合わず、かなり焦っておられました。

そこで、なんとかお役に立てればと、仕入れ先に頭を下げ、どうにか調整し、お客様の求める条件で納品することができ、とても喜んでいただけました。

実はこの話、そもそもは正式な依頼ではなく、お酒の席で耳にしたものなのです(笑)。そのような相談を受けることができたことからも、普段からの付き合いが大事だとあらためて感じましたね。

飲み会に限らず、お客様のところへはできるだけ顔を出すようにしています。丸紅食料を売り込むと同時に、自分を売り込むことも大切です。いざというとき、「そういえば、丸紅食料の木越がいたな」と思い出して指名してもらえれば、お客様に貢献できるうえ、会社の売り上げにもつながり、さらに私自身の喜びに結びつきますからね。

丸紅グループという強みを生かし、とっておき情報をお客様に。

現在所属している食品原料部では、食品原料である小麦粉、砂糖をメインに取り扱っていて、製菓メーカーや製パンメーカー、製麺メーカーに小麦や砂糖を納入しています。

うちの部署は自由にやらせてもらっている分、しっかり報告することを心がけています。意見を言いやすい雰囲気がある反面、自分なりの意見を述べることも求められますね。当社は穀物に強い丸紅のグループ会社でもあり、お客様の認知度も高いという強みを生かし、丸紅から得た情報をお客様にフィードバックするなど、グループ会社としてのメリットも活用しています。

これまでは、先輩がつくったことにならって業務を進めていることが大半なので、自分で一から仕組みをつくって仕事をしてみたいですね。そのためにも業界の知識を吸収し、人脈づくりにも力を入れています。当社は飲料本部などもあり、いろいろなことを絡めて、新しい提案をしていければと思っています。

就活中の方へ。
壁にぶち当たってもチャレンジすれば、何かが生まれる。

仕事をする中で、必ず壁にぶち当たります。壁に遭遇しても諦めないこと、壁に向かってチャレンジすることです。諦めないことが肝心で、チャレンジすれば、そこでダメでも何かが生まれますから。私の場合、学生時代にサッかーをやっていたので、その時に培った根性が生かされていると感じることもあります。

よく言われることかもしれませんが、就活が一番でなく、入ってからが重要です。入社後にギャップを感じて辞めてしまわないよう、入社後の自分もイメージしながら就職活動をしてください。

プロフィール

2010年入社。農産部、福岡支店(現・福岡営業所)を経て、2015年4月から現在の部署へ。大学までサッカーを続け、現在も休日はボールを蹴っている。