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JICA「輸出力強化プログラム」研修


先日のJICAによる輸出力強化プログラムに続き、今回はホンジュラスの生産者の方々が来日されています。

皆さんはホンジュラスのコーヒーを飲んだ事はありますか?

ブラジルやコロンビア、キリマンジャロ(タンザニア)、ハワイコナ等は耳なじみのある方が多いかもしれませんが、一般消費者の方はホンジュラスのコーヒーと聞いて「あ、あのコーヒー美味しいよね」と、思われる方はまだまだ少ないのではないでしょうか。
現在日本ではコーヒー生豆を年間約40万トン輸入しており、ホンジュラスからはコーヒーを約8000トン輸入しています。日本に入ってくる総量の約50分の1です。国別に見ると9番目に多くの豆を輸入しています。また、ホンジュラスのコーヒーは近年、国際品評会等で世界的に高い評価を受けており、年々生産量も増加しています。

前回同様今回も弊社会議室にて、ホンジュラスの生産者達と共に合同カッピング(品質を確認する為の試飲)研修を行いました。
今回は7つのサンプルを各々の農園から持参してきてくれました。我々がどのように品質を評価し、購入しようと思うのか。また、購入しない豆は、何故購入に結び付かないのか・どう変わると購入したくなるのかーを話し合いました。弊社のカッパーの他に、株式会社堀口珈琲より伊藤社長と焙煎士の小林さんも研修に参加し、コメントをなさいました。
ディスカッションの時の緊張感は写真でも伝わるでしょうか。皆真剣なんです。美味しいコーヒーを作りたいメンバーと、美味しいコーヒーをたくさん作って欲しいメンバーの忌憚ない意見交換をしました。厳しい話しもしましたよ。でも、想いは一つなので通じ合えるんですね。
論より証拠-笑顔がたくさんの集合写真はその後に撮ったモノです。

厳しい話もしましたが、流石はホンジュラス。非常にカップクオリティーが高かったです。
それもそのはず、コーヒー協会がしっかりしているんですね。
産地を6つのエリアに分け、それぞれのエリアに品質を管理(確認)するスタッフを配置しています。
※6つのエリアは生育環境が異なり、風味特性も異なります。
先進的な研究所も持ち、品種の研究をはじめコーヒーに纏わる様々な研究を行っています。

今後も楽しみな産地です。

近くのコーヒー屋さんでホンジュラス産のコーヒーを見つけたら一度飲んでみてください。
中米特有の柔らかで華やかな味わいが楽しめますよ!!


プレゼンター Mr.ニコラス


ホンジュラスについてのプレゼンテーション


両国のカッパーが合同で審査を行いました


カッピングの後は、カップ評価を行います


堀口珈琲/伊藤社長による講評


堀口珈琲/伊藤焙煎士による講評


ディスカッションの様子ー皆真剣です!


ディスカッションの後の一コマ・・・「ちょっと高すぎない?」「ダメダメ。絶対下げないわよ!品質を見てちょうだい!」の図